ABAいしかわトピックス

2013年1月1日

北陸信越運輸局石川運輸支局 支局長 熊井 保夫 新年のご挨拶

北陸信越運輸局石川運輸支局
支局長 熊井 保夫

新年おめでとうございます。
石川県自動車車体整備協同組合並びに会員の皆様には、ご健勝にて新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
皆様には、平素から運輸行政に格別のご理解とご協力を頂いておりますことに厚く御礼申し上げます。平成25年の新春を迎えるにあたり、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
さて、昨年を顧みますと、私たち自動車関係者におきましては、なんと申しましても群馬県の関越自動車道で発生した、金沢発の高速ツアーバスの悲惨な事故が記憶に残るところでございます。自動車整備事業とは業種は異なりますが、事故の原因が利益優先でコンプライアンスを全く無視したものであったということは誠に残念で、改めて国民の安全を担う事業に携わる者としての責任の重大性を考えさせられたところでございます。
また、国民生活に多大な影響を及ぼす景気の動向につきましては、震災後1年を経てようやく緩やかに持ち直して来たと評されておりましたが、海外経済の動向や円高、不安定な電力供給問題等の下振れリスクが存在しており、依然として厳しい状況が続いているところでございます。
 自動車車体整備業界におかれましても、このような状況に加え、保有車両数の頭打ちやユーザーの節約志向などにより、総売り上げが伸び悩む中、地球温暖化対策等のため、安全で環境と調和のとれた快適な車社会を形成していくことが喫緊の課題とされており、電気自動車や先進安全自動車の普及・開発が急ピッチで進み、これらの新技術への対応が求められるなど、業界全体が一大転換期を迎えているところでございます。
このような中、自動車業界の環境対策への取り組みとして、皆様の車体整備を始め、9事業場が北陸信越運輸局長、123事業場が当運輸支局長から自動車整備事業場の「環境に優しい自動車整備事業場等の表彰」制度により受賞されるなど、企業としての社会的責任を果たして頂いていることに敬意を表すところでございます。
また、多様化・複雑化する社会情勢や利用者ニーズに対応するとともに安全確保や環境保全のため、今後益々自動車車体整備協同組合の組織を中心にして、弛まぬご努力を続けていかれるようお願い申し上げるところでございます。
私どもといたしましては、整備事業の適正化とユーザーの管理意識の向上に向け、監査体制を強化するとともに、本年も「自動車点検整備推進運動」等の各種運動に取り組んで参りたいと考えておりますので、今年も引き続きご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びといたしますが、石川県自動車車体整備協同組合並びに会員各位の益々のご繁栄とご健勝を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。