ABAいしかわトピックス

2011年1月1日

北陸信越運輸局石川運輸支局 支局長 高橋 清吉 新年のごあいさつ

新年あけましておめでとうございます。
石川県自動車車体整備協同組合並びに組合員の皆様には、平素から運輸行政に格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。平成23年の新春を迎えるにあたり、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
 最近の我が国経済は、厳しい状況にあるものの、緩やかに持ち直していると言われておりますが、先行きについては、海外経済の動向や為替レートの変動などによる景気の下振れリスクも存在しており、依然として厳しい状況が続いております。
 自動車車体整備業界においても、保有車両数の頭打ちや景気後退によるユーザーの節約志向の強まりなどにより、一層厳しいものとなっております。
 こうした経済状況の中、安全で環境と調和のとれた快適な車社会を形成していくために様々な対策が講じられておりますが、基本となるのは自動車ユーザーの自己責任による自動車の適切な維持管理であり、これを支える皆様方自動車整備業界の役割は一層重要なものとなっております。
 近年、自動車の車枠・車体は、走行性能の向上、衝突時の乗員・歩行者の保護、環境負荷の低減のため、材質・構造とも日々進化を続けており、車体整備においては高度な知識・技術が求められております。これらの課題に対する自動車車体整備業界の積極的な取り組みにより、車体整備事業が今後とも健全に発展することを期待するところであります。
 自動車整備事業の環境対策につきましては、環境保護への取り組みが優秀な自動車整備事業場に対し「環境に優しい自動車整備事業場の表彰」を行っておりますが、昨年は35事業場が北陸信越運輸局長表彰、76事業場が当運輸支局長表彰を受賞されました。社会の環境意識が高まる中、今後とも取り組みを継続、発展させ、業界として更なる環境保護意識の向上に努めていただくことを期待しております。
 石川運輸支局といたしましては、本年も「不正改造車を排除する運動」、「自動車点検整備推進運動」、「ディーゼルクリーン・キャンペーン」等の各種運動を通じて自動車ユーザーの保守管理意識の向上に努め、「安全で環境にやさしい車社会」の実現のため努力してまいりますので、今後ともより一層のご支援ご協力をお願い申し上げます。
 念頭にあたりまして、石川県自動車車体整備協同組合並びに組合員の皆様方の益々のご繁栄を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。