ABAいしかわトピックス

2021年1月1日

石川県自動車車体整備協同組合 理事長 車  豊 新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
令和3年の年頭にあたり一言ご挨拶申し上げます。
日頃は当組合活動に、組合員の皆様・賛助会員の皆様には格別のご支援ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
昨年は新型コロナウイルス感染症の影響により世界各地に広まり、日々感染者数や死亡者数が増加の一途が続く状態となっております。
この間、経済活動や生活環境に大きな変化をもたらし、働き方や人との接触を減らす等の人と人の繋がりが軽薄化となる影響が続いております。
各会員工場におかれては、コロナウイルス感染の影響から整備需要が減少し厳しい経営となっている中、現場においてはお客様との接遇時や入庫車両の取扱いに、社員一丸となり一層の感染対策に気を配り対応することが重要です。
また、命と暮らしを守るために、「一人一人が年末年始を静かに過ごすこと」が新型コロナウイルス分科会から提言がなされており、「皆様においても、この年末年始を静かに過ごす工夫を」お願い致します。
一日も早くワクチンが開発し予防接収等感染対策により、新型コロナウイルス感染が終息するよう望んでおります。

さて、近年各自動車メーカが製造する乗用車の9割には自動ブレーキが搭載され、これらの先進安全技術を搭載した自動車整備に対応する整備環境を確立するため、国交省は昨年4月に自動車運送車両法を改正し、これまでの認証に電子制御整備を追加する「特定整備認証制度」を施行しました。
このため、車体整備業界も先進技術が搭載された自動車の整備をするための専用スキャンツールの導入や整備要員に対する電子装置の知識・技術の習得が必要不可欠となってきました。
このような中、車体整備業界は業務量の減少、ディーラー内製化とユーザーの囲い込み、損保会社の指定工場化が進み、高度化する整備技術や年々高額な設備投資が必要となっており、当業界はますます厳しい状況になっております。
協同組合の活動はこのような厳しい状況の中で小規模事業者の1社では解決できない問題を組合員が結束し、協力し取り組んで解決することだと思います。
2017年度より日車協連が取り組んでいる「車体整備の高度化・活性化に向けた勉強会」は我々組合における自動車整備事業認証制度の改正への取り組み、自動車車体整備士の再教育、特殊整備認定工場の資格取得に向け根本的見直しを再認識して取り組む大切な時期だと思います。
車体整備業界の社会的地位の向上に向けて、鈑金塗装を本業とする高度な特殊技術作業に誇りを持ち、様々な意見要望を会員の皆様といっしょに考えたいと思います。

魅力ある業界にするため会員各位のなお一層の結束、ご協力を賜りますよう心からお願いしますとともに、皆々様のご繁栄とご多幸をお祈り申し上げ年頭のご挨拶といたします。