ABAいしかわトピックス

2017年1月1日

石川県自動車車体整備協同組合 理事長 野﨑  学 新年のご挨拶


明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
平成29年の年頭にあたり一言ご挨拶申し上げます。
昨年中は、当組合活動につきまして、組合員の皆様・賛助会員の皆様には格別のご支援ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
昨年は、熊本県等日本各地で地震が頻繁に起こり、安全を考える年となりました。
また、アメリカでは次期大統領選挙が行われ、予想に反しドナルド・トランプ氏が当選しましたが、トランプ氏の選挙中の大胆な言動からどのような政策をじっし行うか、日本への影響はどうなるのか等、今後のアメリカの動きにしばらくは目を離せない状況が続くのではないかと思われます。

このような中、北陸新幹線金沢開業による経済効果が、観光関連事業者や交通事業者を中心として継続していますが、我々の自動車整備業界へはその効果がまだ届かない状況と言えるのではないでしょうか。
組合関係では、現在日車協連が推し進めている「優良な車体整備工場の見える化」の取組みが検討されており、まずは車体整備士資格者に対する高度化対応を目的とした再教育の実施が来年度から始まります。
小倉新会長のもと、問題が山積みしておりますが、ようやく正常な連合会運営となって動き出しています。
近年の自動車保有台数は、若者の車離れや少子化によりここ数年間は頭打ち状態が続き、一向に増加する予兆を見ることができません。
自動車メーカーは、低燃費を図るためボデー素材として一段と薄い超高張力鋼板、アルミや炭素繊維を採用するとともに、ハイブリッド車や電気自動車の増加に伴う自動車装備品のコンピュータ化が益々進んでおり、車体整備業界にもスキャンツール等を使いこなす高度な知識を習得した若い人材が求められています。
当組合では、高度な車体整備技術、新機構講習等個々の企業では対応出来ない教育事業や組合工場の認証や優良認定工場、自家用有償運送の資格取得を今年も積極的に取り組んでまいります。
さらに、元気ある青年部会を積極的に支援し、優れた熟練技術を伝承しつつ、効率的で近代的視野に立った活力ある経営者の育成を図ってまいりますので、魅力ある業界にするため会員各位のなお一層の結束、ご協力を賜りますよう心からお願いしますとともに、皆々様のご繁栄とご多幸をお祈り申し上げ年頭のご挨拶といたします。